韓国国防部は同日午後、立場文を出して「過去の植民地侵奪と侵略戦争を美化し、戦争犯罪者を合祀した靖国神社の参拝を強行したことに対して慨嘆を禁じ得ない」とこのように伝えた。
続けて、「これまで韓国政府が歴史を直視する中で、未来志向的な日韓関係を新たに作っていかなければならないことを数回にわたり強調してきたにも関わらず、日本の防衛大臣が靖国神社を参拝したことに対して、深刻な憂慮と遺憾を表明する」と強調した。
これに先立ち、共同通信など日本のメディアによると、岸信夫防衛大臣と西村康稔経済再生大臣はこの日、靖国神社を訪れて参拝した。
日本の国防政策を総括する現職の防衛大臣が靖国神社を参拝したのは、2016年12月の稲田朋美氏以来初めてだ。岸信夫防衛大臣は防衛大臣に就任する前の昨年8月13日も靖国神社を参拝した。
岸信夫防衛大臣は安倍晋三元首相の実の弟だ。同氏が安倍家から養子に出されたため、安倍晋三元首相とは姓が異なる。
韓国外交部(日本の外務省に相当)も同日午後、熊谷直樹駐韓日本大使館総括公使を外交部庁舎に呼んで、岸信夫防衛大臣の靖国神社参拝について厳重に抗議したと明らかにした。
また、神社への参拝は両国の信頼関係を毀損する行為で、日本の指導者らが歴史に対する省察と反省を行動で示さなければならないと促した。
これに対して、熊谷直樹公使は韓国政府の立場を本国に報告すると答えたことが伝えられた。
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