このことは、合法政府として認められようという意図で「人権を尊重する」と対内外に伝えていたタリバンの信頼を悪化させる証拠だとみられている。
25日(現地時間)ロイター通信は国連内部の保安文書を入手したが、ここにはタリバンが国連職員とその家族を対象とした「隠れての強迫」「事務所略奪」「身体的虐待」などの内容が書かれていたと報道した。
この報道によると、タリバンは今月22日カブール空港に行こうとしていたアフガンの国連職員を制止し、車両を捜索し国連の身分証を見つけた後 暴行した。
23日には匿名の男性3人が他の国連職員の家を訪れた。当時職員は事務所にいた。この男性たちは職員の息子に父の所在を尋ね「我々は彼の位置と、していることを知っている」として、息子がウソをついたと責め立てた。
ロイター通信は「国連文書に書かれているこのような事件は、タリバンが執権する直前であった8月10日以降に行なった数十もの行動の中の一部だ」と説明した。
国連の報道官は「カブールを担当している当局は、国連の職員・建物の安全と保安に責任をもっている」とし「そのようなことから彼らと連絡をとり続けている」と語った。
国連は「アフガンにいた300人の外国人職員のうち約3分の1をカザフスタンに再配置し、アフガン人を助けるための活動を維持したい」と強調したと、ロイター通信は説明した。
国連のアフガン人職員は依然として3000人ほどがアフガンにいる。国連の報道官は「他の国と接触し、彼らにビザを発給したり一部の国の臨時再配置を支援するよう求めた」と語った。
しかし現地の状況は、それとは違っている。あるアフガン女性の国連職員は近隣国のビザをもっているが「国連が退避を助けてくれず挫折した」「国連のシステムが我々を助けるものだと期待していた」とし「我々は危険にさらされている」と語っている。
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