韓国大統領府(青瓦台)(画像提供:wowkorea)
韓国大統領府(青瓦台)(画像提供:wowkorea)
米国議会は中国に立ち向かうために、ファイブ・アイズ(Five Eyes・機密情報共有同盟)に韓国を加入させる法案を推進していることについて、青瓦台(韓国大統領府)は「いったん法案の処理過程を見守る」という立場である。

青瓦台の関係者はきょう(3日)、韓国の新聞社“ヘラルド経済”とのインタビューで「米議会で論議されている段階であるため、まだ米政府での論議が始まった段階ではない」とし「いったん状況を見守っている」と語った。

米下院軍事委員会は2日(現地時間)の総会で、ファイブ・アイズを日本と韓国などへ拡大させる内容の国防権限法(NDAA)を通過させた。軍事委員会は拡大対象国として韓国を最も先にあげた後、日本・インド・ドイツを羅列した。軍事委員会は中国とロシアを主な脅威とみなしている。

NDAAは 上院と下院が軍事委員会・本会議でそれぞれ処理すれば、上下院の合同委員会を立ち上げさらなる条文化作業を進めた後、再び通過させる過程を経なければならない。今回の下院軍事委員会のNDAA法案処理は、その初めの段階となる。

軍事委員会は「国家情報局(DNI)が国防省と調整し、拡大時のメリットとデメリット・各国が貢献できる部分などに対する検討を経て、来年5月20日までに議会に報告するように」という内容を盛り込んだ。このようなことは米国が中国を抑制するためのインド太平洋戦略に焦点を合わせる中「同盟国との協力分野を経済・軍事演習などを超え、機密情報の共有にまで拡大する必要がある」という軍事委員会の認識が反映されたものだとみられる。

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