K-POPに「つまらない」アイドルはいない=韓国報道(画像提供:wowkorea)
K-POPに「つまらない」アイドルはいない=韓国報道(画像提供:wowkorea)
韓国のインターネット、SNSなどで最近もたまに見かける単語に「トゥッポジャプ」がある。「聞いたことも見たこともないつまらないもの」という意味で、知名度の低い人を悪くいう俗語である。新人またはまだ認知度のないK-POPアイドルグループを指すときにも、この言葉が頻繁に使われる。音源チャートでいきなり上位に名を上げたり、音楽放送に出演をした時だ。言い換えれば、アイドルグループが自分たちの名前で呼ばれることも容易ではない。今年最もホットな「Brave Girls」も、自分たちの名前で呼ばれるまでにかかった時間は10年だった。

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だからといってそのグループが歌、パフォーマンスなどの実力面で他人より劣るということはない。ほとんどの-KPOPアイドルグループのメンバーたちは、多くの練習生たちの間で実力的に選抜される。その激しさは、オリンピックで金メダルを獲得するよりも難しいと、韓国アーチェリー代表の選抜戦に例えられたりもする。メンバーに選ばれデビューをしたのは、彼らが実力を備えているという傍証だ。

しかし、実力のあるグループ同士が競争をすることになるため、メンバーとグループの実力だけで成功を確信することができないのがK-POPでもある。「Brave Girls」だけではない。今では大人気グループとなった「NU’EST」も、なかなか認知度を上げられず、メンバー4人がアイドルオーディション番組に挑戦、一人は最終選抜に残り、他のメンバーたちも上位に上がりながら実力を認められた。

問題は、デビューはしたが最終的には名前を知られぬまま解散し、再契約に失敗するグループのメンバーである。夢をかなえるために長い期間準備をし活動に邁進してきたが、アイドルグループのメンバーたちが若い年齢でデビューするため、一度の機会に成果を出せなければ再びチャンスを得るのが容易でない。

そのような点で、最近同時にデビューした二つのグループの歩みは注目に値する。「OMEGA X」と「JUST B」である。デビュー活動後、6日に初のシングルを出してカムバックする「OMEGA X」は、メンバー11人全員が、すでに他のグループで活動した経歴がある。6人組「JUST B」のメンバーは全員がオーディションと新人コンテスト番組の出演者だ。

ある人は彼らについて「リサイクル」と皮肉る。しかし、夢をかなえるための二つのグループのメンバーの新たな挑戦と勇気は賞賛されるべきである。また、これらの今回の活動を「再発見」の機会にして、「OMEGA X」と「JUST B」の名が知られることを望む。彼らの成果がアイドルグループに新たな方向性を提示しうるからである。
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