青瓦台によると、文大統領とフレルスフ大統領は、両国が1990年の外交関係樹立から30余年間、政治・経済・文化・人的交流など様々な分野において友好協力関係を発展させてきたことを評価し、このような成果を基に両国関係を戦略的パートナーシップへと引き上げることに合意した。
今回の首脳会談は約1時間行われた。両首脳は先のような内容により、両国関係を未来志向的に一段階次元を上げて発展させていくために、分野別の具体的な協力方案を盛り込んだ「韓・モンゴル戦略的パートナーシップ発展のための共同宣言」を採択した。
特に文大統領は、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的平和定着のための北朝鮮との対話再開など、韓国政府の積極的な努力を説明した。フレルスフ大統領はこのような韓国政府の努力に対して、変わらない支持を表明した。
文大統領は新北方政策の主要なパートナーであるモンゴルと、ポストコロナ時代における実質的協力を強化していくことを希望した。また韓国の「新北方政策」とモンゴル政府の「ビジョン2050」間の連携・協力を通じたシナジー効果を、引き続き模索していこうと語った。モンゴルの「ビジョン2050」は、モンゴル政府が昨年5月に発表した今後30年の中長期国家発展戦略である。支援依存型の経済構造からの脱皮のために、製造業・鉱物加工業・エネルギー産業・物流運送業などの発展を求める内容がその骨子である。
両首脳はモンゴル内のエネルギー供給・スマート都市造成・流通と物流体系の構築などに対する韓国企業の参加を支援するなど、韓・モンゴル間の連携性を増進していくことで意見が一致した。
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