特に日本のメディアは、イ知事が演説で「日本を追い抜く」と発言したことに注目し、警戒心を露(あら)わにした。
朝日新聞はきのう(10日)「イ知事は『日本を追い抜き先進国に追いつき、世界をリードする国、大韓民国を作る』と抱負を語った」と報道した。
日本経済新聞も「韓国大統領選、与党候補に李在明氏『日本追い越す』」というタイトルの記事を通じて、イ知事の発言に注目した。
産経新聞はイ知事の発言について「イ知事は候補決定後の演説で、日本への対抗意識をさっそくのぞかせた」と解釈した。
イ知事は与党の大統領選候補に選出された後、演説を通じて「気候危機と技術革新、世界的な感染症に最もきちんと対応した国である大韓民国、そのため日本を追い抜き先進国に追いつき、そして世界をリードする国、そのような大韓民国を作っていく」と強調した。
日本メディアたちは、韓国で最近実施された世論調査で、イ知事が最もリードしている候補であることを報道しながらも、「ソンナム(城南)市テジャンドン(大庄洞)一帯の開発事業」を巡る疑惑などがイ知事の行く手をはばむ可能性もあるという点を伝えてきた。また、歯に衣着せぬ発言から「韓国の(ドナルド)トランプ(前米大統領)」と呼んでいた。
一方欧米のメディアも、イ知事の与党候補選出の知らせを次々と報じている。
米AP通信は「韓国の与党は、(党内の大統領選候補レースで)先頭を走っている “異端児”政治家を次期大統領選候補に指名した」と伝えた。
ロイター通信は、イ知事について「ムン・ジェイン(文在寅)大統領に対して批判的な与党内のアウトサイダーだ」と紹介した。
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