「防疫緩和」したベトナム…新型コロナ新規感染者「5000人」に近づく

新型コロナウイルス感染症ワクチンの完了率が80%台中盤であるシンガポールが「ウィズコロナ」の施行以降、新規感染者がこれまでの最高値を記録する中、ベトナムも新型コロナ防疫措置を緩和した後、一日の新規感染者が5000人近くまで増加したことで、感染再拡散への懸念が高まっている。

きょう（29日）ベトナムの保健当局によると、前日の新規感染者は4876人発生した。

4日前には3592人を記録した後、その翌日には4404人に上昇するなど、5000人近くまで急増している。

特にホーチミンなど南部の地域だけでなく、いたる所で感染者が続出している状況である。

ベトナム中央政府は沈滞した経済を生き返らせるために、防疫措置を緩和する内容の指針を各市・省に伝達した。

ベトナムは現在まで人口9600万人のうち、2260万人が新型コロナワクチンの接種を完全に終えた状況である。