青瓦台のパク・スヒョン(朴洙賢)国民疎通首席秘書官は、韓国のラジオ番組に出演し、“岸田文雄首相に会おうとしていたが、会えなかったということなのか”という司会者の質問に「そうではない」と答えた。司会者は「メディアは『日韓首脳会談 “不発”』と報じている」として、先のように質問したのである。「不発」とは、計画していたことができないようになったという意味である。
司会者は「文大統領は会わなかったのであって、”会おうとしていたが、あちら(岸首相)が会わなかった”ということとは違うのではないか」と質問し、パク首席秘書官は「そうだ。(両首脳は)日程と動線が合わなかった。『不発』という表現は正しくない」と答えた。
つづけて「『不発』というメディアの表現に遺憾を表する」とし「常に会おうとされているのであり、その道を進んでいく」と語った。また「気候・経済・平和のために開かれる多国間会議では、多くの首脳たちとそのテーマに集中することが国益のためになる」とし「日韓関係の問題に全てを集中させることは、望ましいことではない」と語った。
岸田首相と文大統領は英グラスゴーのCOP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)サミットに出席することが伝えられ、両者の会談の可能性が予想されていたが、両首脳は軽いあいさつさえも交わすことができなかった。両首脳が共に出席するものとみられていたCOP26の最後のセッションである国際メタン誓約発足式に、岸田首相は結局姿を現さなかった。岸田首相はその時間、ジョー・バイデン米大統領と「短時間会談」を行なっていた。
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