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新型コロナ飲み薬 今月中に購入契約完了=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部は7日、新型コロナウイルス感染症の経口治療薬(飲み薬)計40万4000人分の購入契約を今月中に完了する方針を明らかにした。 経口治療薬の韓国への導入は来年1~3月期になる可能性が高い。 韓国政府は9月に米製薬大手のMSD(メルク・アンド・カンパニー)と20万人分、10月にファイザーと7万人分の経口治療薬の購入契約を締結した。13万4000人分についてはMSDとファイザー、スイス製薬大手ロシュの3社と購入契約を協議している。 新型コロナの経口治療薬は感染者の重症化を予防するもので、入院患者や重症患者の急増を防ぐ効果が期待される。 英国は4月に世界で初めてMSD製の経口治療薬の使用を承認し、米国も今月末、使用の承認を検討するための会議を開く。ファイザーも近く、米食品医薬品局(FDA)に使用承認を申請する予定だ。 韓国政府は今月に始まった新型コロナの新たな防疫体制「段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)」の段階では在宅治療を原則としながら、医療資源は重症患者に集中的に投入する方針だ。 1日あたりの感染者数が7000人を超える状況に備え病床の確保に乗り出すなど、1日に最大1万人の感染者発生の可能性も見据えており、医療の対応力を維持しながら日常生活の回復を維持するためには経口治療薬の早期導入が鍵になりそうだ。