韓国政府は7日、政府ソウル庁舎でホン・ナムギ(洪楠基)副首相兼企画財政部長官が参加して開かれた、第2回対外経済安保戦略会議で、こうした内容を盛り込んだ「産業用尿素・尿素水の需給現況および対応策」について議論したと明らかにした。
数万トンにおよぶ既存契約分の輸出通関手続きを迅速に進めるために、中国政府との協議も継続して進める。
輸入代替による超過費用や物流費の補てん支援と共に、割り当て関税を早急に実施し、急がれる場合は軍輸送機も活用する方針だ。
迅速な通関のため「緊急通関支援チーム」を運営し、「入港前の輸入申告」も認める。車両用尿素水の検査期間は、従来の20日から3~5日に短縮する。産業用尿素水の車両用への転換は、今月中旬まで検討した後、可能だと判断されれば、直ちに実施する方針だ。
政府は現在、消防や救急などの必須車両用は3か月分を保有しており、必須車両の運行には支障がないものと見込んでいる。
市場かく乱行為に直ちに対応するため、尿素・尿素水の買い占めや売り惜しみを禁止する告示は、8日から施行される。
在庫量の把握、販売量の制限、販売先指定など需給安定のための「緊急需給調整措置」の告示も今週中に制定施行する。
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