李候補はこの日、プサン(釜山)市ヨンド(影島)で地域の若者4人を招待して‘国民町内会’を開いた。李候補は「情報が多い社会ほど真実だけが流通するようだが、実際には神話が多い」とし、代表的な事例の1つとして‘女性割り当て制’を挙げた。
李候補は「20代男性が『女性割り当て制のために被害を受けた』、『廃止しよう』と言うが、実際に女性のための割り当て制はほとんどなく、ほとんど性割当制である。特定性が30%以下に下がらないようにしようというものだが、実際に公務員試験では男性が恩恵を受ける場合が多い」と述べた。
これは教員や公務員採用の場合、合格ラインを越す女性の数は男性より多いが、性比のバランスを合わせるため、むしろ成績の良い女性が落ちる場合が多数だということだ。李候補は「これが現実なのに、被害を受けると考える(男性たちが)多く、これをなくすと言うと拍手をする。これが代表的な神話の1つである」と述べた。
李候補の発言は、若い女性有権者の民心をなだめるための趣旨と解釈される。李候補は10日、20代男性の票心を意識したのか、SNSにフェミニズム政策に反感を持ったオンラインコミュニティの掲示文を共有し、反フェミニズム‘を掲げているという批判を受けた。
その後、李候補は「同意するというのではなく、このような主張もあるので直面しようという次元だ」と主張したものの「20代・30代男性の票心をつかむという戦略的判断に没頭し、女性の声に背を向けている」という指摘が相次いだ。
これを意識したのか李候補は前日にウルサン(蔚山)市を訪問し、若者たちと対話を交わしながらも「男女の生涯から見ると女性がかなり被害を受けているのは事実だ。賃金も(男性の)60%であり、昇進もうまくいかず、子どもを育てて保育のために職歴が一旦切れると復帰できない」と述べた。さらに「それを保全し、平等にバランスを取ることが必要だ。それをするのがフェミニズムである」と付け加えた。
Copyright(C) herald wowkorea.jp 83