仁川国際空港に到着したシンガポールからの観光客ら=15日、仁川(聯合ニュース)
仁川国際空港に到着したシンガポールからの観光客ら=15日、仁川(聯合ニュース)
【済州聯合ニュース】韓国の済州観光公社は15日、新型コロナウイルスワクチンの接種完了者が隔離なしで往来できる「トラベルバブル」の協定を結んだシンガポールからの団体観光客18人が25日に済州島を訪れると発表した。

 

 現在は済州とシンガポールを結ぶ直行便がないため、観光客らは仁川国際空港で国内線に乗り継いで済州に到着する予定だ。

 新型コロナの国内流入を防ぐため、昨年2月4日に済州地域の査証(ビザ)なし入国制度が中止されて以来、外国人の団体旅行客が同地を訪れるのは約1年9か月ぶりとなる。

 

 観光客らは25日から4泊5日の日程で、電気自動車(EV)のレンタカーを利用して島内の主な観光地を回る。

 済州島を行政区域に持つ済州道と済州観光公社は、今年下半期から防疫先進国を中心に旅行市場が徐々に回復すると見込んでいる。

 一方、シンガポールとの「トラベルバブル」が開始された15日午前、同国からの観光客約20人が韓国に入国した。新型コロナの感染拡大以降、外国人が観光目的で韓国を訪れるのは事実上初めて。入国直後に受けたPCR検査で陰性と判定されれば隔離なしで観光を開始する。


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