現代ロテム、輸入に依存していた列車地上信号受信装置の「国産化」に成功=韓国(画像提供:wowkorea)
現代ロテム、輸入に依存していた列車地上信号受信装置の「国産化」に成功=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国の現代自動車(Hyundai Motors)グループ傘下の企業が日本・フランス・ドイツが独占していた鉄道関連装置を国産化した。

 鉄道車両や軍用兵器等を生産する「現代ロテム」は今まで輸入に依存していた列車地上信号受信装置の国産化開発に成功したと発表したこと。

 現代ロテムは29日、韓国型列車制御システム(KTCS)の核心部品であるバリス伝送モジュール(BTM)の国産化開発を完了したと明らかにした。バリス伝送モジュールは列車の位置情報や制限速度などの地上情報を受診する装置で、列車が安全に運行する上で必要な核心部品だ。

 現代ロテムは2017年から国産化開発に着手し、5年余りの期間を経て韓国内初の独自認証モデル確保に成功した。

 国産化により、列車メンテナンスの安定と同時に輸入代替効果も期待することができる。現代ロテムによると、2027年までの韓国における車上信号装置の市場規模は約5000億ウォン(約500億円)に達する。

 今まで世界の鉄道信号システム分野は日本の日立(Hitachi)、フランスのアルストム(Alstom)、ドイツのジーメンス(Siemens)が世界市場を独占してきた。現代ロテムの開発成功で韓国は技術従属の状況を脱皮し、海外市場も狙える可能性が開いたと評価されている。

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