中国メディア「新京報」が江蘇省(こうそしょう)無錫(むしゃく)市にある2店舗で、賞味期限が過ぎた牛乳、チョコレートシロップなどを使用し、賞味期限が過ぎたデザートを新品のように販売したと暴露したことによる措置だ。
新京報の記者は10月下旬から11月中旬にかけて、無錫市のスターバックスに捜査のため就職し事実を突き止めた。隠れて撮影した映像には、スターバックスのスタッフがカフェラテを作りながら、賞味期限の切れた材料を使用したり、賞味期限が切れたパンを販売する姿などが撮影されていた。
新京報は、スタッフのこうした行動は単なるミスではなく、店長を含む管理者の「暗黙の指示」だと報じた。
報道後、多くの中国人が怒りを示すと店舗は閉鎖された。
中国スターバックスはウェイボーを通じて、スタッフらが食品安全基準を違反したことを認め、公開謝罪文を掲載した。また「お詫びを申し上げ、調査に協力する。大衆とメディアの持続的なモニタリングを要請する」と明らかにした。
ブルムバーグ通信は、今回の事態が海外ブランドへの消費者不買運動へと広がるかどうかに注目した。これに先立ち、人権弾圧を理由に新疆ウイグル自治区で生産された綿花を使用しないと発表したH&Mが不買運動の対象になった。
ブルムバーグ通信は「中国はスターバックスの成長のための最も重要な市場」とし「習近平国家主席が奨励する消費民族主義が高まっている中国では外国ブランドに対する批判と不買運動が行われる場合が多い」と説明した。
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