仁川国際空港に到着した海外からの入国者=14日、仁川(聯合ニュース)
仁川国際空港に到着した海外からの入国者=14日、仁川(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は15日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染者が9人増え、計128人になったと発表した。

 新たに感染が確認された9人のうち、海外からの入国者は5人、国内で感染が確認されたのは4人だった。

 海外からの入国者で感染が確認されたのはナイジェリアからが3人、米国と英国からがそれぞれ1人ずつ。

 これまでの感染者128人のうち、海外からの入国者は33人、国内で感染が確認されたのは95人となっている。

 海外からの入国者による連鎖感染が続いており、国内で最初にオミクロン株感染が確認された牧師夫婦が通う仁川市の教会に関連して少なくとも70人が感染した。

 また、イランからの入国者1人を通じて全羅北道と全羅南道の保育園、ソウルの家族の集まりなどで計53人が感染した。 

 政府はオミクロン株の国内流入を防ぐため、今月3日から2週間施行するとしていた海外流入管理措置をさらに3週間延長した。

 これにより、来年1月6日まで韓国人を含む全ての入国者は国籍やワクチン接種の有無にかかわらず10日間の隔離が義務付けられる。防疫強化国、危険国、隔離免除の除外国に指定された南アフリカなど11カ国からの短期滞在外国人の入国は原則的に禁止される。


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