台湾の芸能人が「中国が台湾をこらしめてやってほしい」と発言…中国政府の宣伝工作か=台湾報道(画像提供:wowkorea)
台湾の芸能人が「中国が台湾をこらしめてやってほしい」と発言…中国政府の宣伝工作か=台湾報道(画像提供:wowkorea)
台湾の芸能人である方芳(ファンファン)氏が、中国共産党メディアの取材に対し「大陸(中国政府)が台湾(政府)をこらしめてやってほしい」などと発言していたことが分かった。

 これを受けて、台湾の政府機関「大陸委員会」は、「中国共産党の宣伝に協力し、(台湾の)国家としての尊厳を傷つけたり、事実と符合しない発言をしてはいけない」とコメントした。

 大陸委員会は「『看台海』は中国共産党宣伝部が主導する『中央広播電視総台』の公式オンライン・メディアであり、大陸で活動する台湾の芸能人に台湾向けの『統一戦略』のための宣伝をさせてきた。その政治的な意図は明らかである。我々は中国共産党が最近になって台湾側に(中台)統一を促すような『世論戦』を展開していることを注視している。(中国側の)そのような行為はいかなる効果もなく、いたずらに台湾民衆の反感を買うだけだ」と批判した。

 その上で、大陸委員会は「台湾国民が民主的で自由な生活様式を大切にし、中国共産党の分裂工作をきちんと見極め、台湾国民が大陸で仕事をしたり著名人が大陸で取材を受ける際には、中国共産党の『統一戦略』のための宣伝に協力しないよう求める」とし、「大陸委員会は関連機関と協力して大陸側の統一戦略を注視している。その中で違法行為が認められれば、法に則って処分する」と注意を促した。
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