韓国首相「現行の防疫措置を2週間延長…50代にも経口用治療剤を処方」(画像提供:wowkorea)
韓国首相「現行の防疫措置を2週間延長…50代にも経口用治療剤を処方」(画像提供:wowkorea)
韓国政府が私的集まりの人数を6人までに、食堂・カフェの営業時間を午後9時までに制限する現行の「社会的距離の確保」を2週間さらに延長することにした。また、来週からは新型コロナウイルス経口用治療剤の処方対象を現行の60代以上から50代以上に拡大する。

キム・ブギョム(金富謙)首相は4日、政府ソウル庁舎で新型コロナウイルス中央災難安全対策本部会議を主宰し、「苦悩の末、政府は私的集まりの人数制限、営業時間制限などを含む現在の防疫措置を7日から2週間延長することに決定した」と明らかにした。

金首相は、「伝播力に比べ重症化率が低いオミクロン株の特性、十分に確保された重症者病床、高齢層の高いワクチン3次接種率、経口用治療剤の普及など、変化した状況に合わせ、防疫措置を一部でも緩和すべきという意見もあった」とし、「特に昨年12月中旬から7週間続いた防疫強化措置により生業に大きな影響を受けた小商工人・自営業者の困難と、国民の皆さんの疲労感を考慮すると、難しい決断だった」と述べた。

金首相は、「しかし今は『安全運転』が必要な状況」とし、「旧正月(ソルラル)の連休の余波を正確に推算するのが難しい状況では、日ごとにピークに向け上昇するオミクロン株のスピードを抑えることが優先だと判断した」と強調した。

続いて、「政府は今後2週間、オミクロン株対応戦略を徹底して迅速に実行することに尽力する」とし、「ただ、防疫状況がある程度管理可能だと判断されれば、途中でも再び調整する準備はできている」と説明した。

金首相は、「きのう(3日)から迅速抗原検査が医療機関にまで拡大されたことで、国民が自ら検査できる体系が整った」とし、「来週から『自己記入式疫学調査』が導入され、今後は自ら感染の危険を把握して行動する方式に転換される」と付け加えた。

また、「来週から政府は50代以上にまで経口用治療剤の処方を拡大する」とし、「オミクロン株の機動性に合わせ在宅治療体系もさらに速く、さらに綿密に補完する方案も多様に検討し、来週初めに発表するつもりだ」と強調した。
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