今回の大流行はこれまでの4回の大流行に比べ、感染者数が10倍を超えるほど感染拡大の勢いが強い。しかし、幸い今回の大流行では変異ウィルスのオミクロン株に感染した患者の重症化率と死亡率は相対的に低い。そのため、効果的に対処すれば、被害を最小限に抑えながら危機を乗り切ることができるという専門家の希望まじりの見通しも出ている。ところが、防疫と医療の両面でずさんな対応が露呈し、国民の不安が増大している。
今回の大流行に対応した政府の防疫体系改編によって、重要な防疫手段になっている迅速抗原検査がそのひとつだ。先週からは高齢者などの高重症化リスク群以外は、PCR検査ではなく迅速抗原検査を優先的に行うことになった。しかし、迅速抗原検査ができる検査所が不足している上、検査所の位置情報の伝達も不充分で、検査を受けたくてもすぐに受けられない場合が多い。病院・診療所を新型コロナウィルス検査と診療に参加させることにした政策にしても同様だ。準備が充分にできておらず、検査や診療を開始できていない病院・診療所も多く、検査費や診療費も数千ウォンから何万ウォン(数百円から数千円)とまちまちだ。薬局やオンラインショッピングモールでは自家検査キットが品切れになったりもした。在宅治療者への医療相談支援が行き届いていないことも問題だ。
現在防疫と医療現場で起きている混乱を早急に収拾しなければならない。政府は政策発表だけにとどまらず、各地方自治体と緊密に協力して現場ごとに個別対応をすべきだ。医療業界とも連絡を取り合って対応力を高めなければならない。さもなくては、国民の生命と健康を守る政府の責任を果たしているとは言えない。
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