日米両国が連合弾道ミサイル防衛訓練を開始…北朝鮮のミサイルをけん制=韓国報道(画像提供:wowkorea)
日米両国が連合弾道ミサイル防衛訓練を開始…北朝鮮のミサイルをけん制=韓国報道(画像提供:wowkorea)

 日本と米国が連合弾道ミサイル防御訓練に突入した。最近、米中対立の激化と北朝鮮のミサイル発射実験が続き、日米両国の軍事安保協力が早まっているという評価が出ている。

 米国海軍が22日(きょう)に明らかにしたところによると、日米両国は今月21~25日に海上自衛隊横須賀基地を含む日本全域の指揮所で弾道ミサイル防御訓練「リジリアントシールド」(Resilient Shield)を実施する。

 リジリアントシールドは弾道ミサイル防御に焦点を合わせたコンピューター基盤の総合訓練だ。日本の海上自衛隊と米国海軍を中心に、潜在的な弾道ミサイルの脅威に対抗して防衛戦術と対応手続きを試す方式で行われる。

 米軍側は「今回の訓練は日米両国が域内で弾道ミサイル防御に必要な相互能力を強化できる機会を提供する」とし、「国際規範に反する利益を追求する人々に対する抑制を通して、自由で開放的なインド太平洋地域を保障する」と説明した。

 ここで“国際規範に反する利益を追求する者”とは、北朝鮮と中国を指すものとみられる。北朝鮮は国連安全保障理事会で決議違反の弾道ミサイルを発射し続け、中国は南シナ海を自国領海だと主張して「航行の自由」を掲げる米国と衝突している。

 日本と米国は今年に入って合同演習の事実を公開し、軍事安保協力を強化している。米国海兵隊は今月1日から7日まで海上自衛隊とともに沖縄周辺や宮古海峡、ルソン海峡などで「ノーブル・フュージョン」(Noble Fusion)訓練を実施した。

 また、今月2~18日には2500人以上の米国空軍と海兵隊、1000人余りの航空自衛隊とオーストラリア空軍の兵力が参加した合同空中訓練「コーブ・ノース」(CopeNorth)を実施した。

 最近、韓国と米国は合同演習を縮小して進めているのに対して、米国と日本は演習を強化する姿を見せていることで、一部では米国が韓国よりも日本との同盟に重点を置いているのではないかという懸念が出ている。

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