新規感染者数は3日ぶりに30万人を下回った。1週間前の4日(26万6847人)に比べると約1.1倍、2週間前の先月25日(16万5889人)比では約1.7倍で、増加ペースがやや鈍化した。
金富謙(キム・ブギョム)首相はこの日の新型コロナ対策会議で、「この先10日ほどのうちにピークに達し、1週間の1日平均の新規感染者数は最大で37万人程度になる」との見通しを示した。防疫当局は先月末、複数の研究機関の試算を踏まえ、流行のピークは今月中旬ごろで新規感染者は最大で約35万4000人と予測していたが、これよりも感染者数が膨らむことになる。
また、新たに報告された死者は229人で、これまで最多だった今月5日(216人)を超えた。累計死者数は9875人となった。
重篤・重症患者は前日比3人増の1116人で、4日連続して1000人を上回った。防疫当局は重症者数が今月中旬・下旬には1700~2750人まで増えるとみている。
全国の重症者用の病床使用率は11日午前0時時点で61.5%と、前日比0.4ポイント上昇した。首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)の使用率57.3%に対し、首都圏以外は71.7%と高い。
在宅治療(自宅療養)中の人は131万8051人で前日から2万3378人増えた。
新規感染者のうち市中感染者は28万2880人で、地域別では京畿道が7万2420人、ソウル市が5万6600人、仁川市が1万7457人と首都圏が14万6477人(51.8%)だった。首都圏以外の地域は13万6403人。海外からの入国者の新規感染は107人だった。
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