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統計庁が17日に発表した「2021年婚姻・離婚統計」によると、昨年の婚姻件数は19万3000件で前年に比べ9.8%減少した。1970年に統計を取り始めて以来最低水準で、婚姻件数は60代未満の年齢層でいずれも減少したが、男性は30代前半(-10.3%)、女性は20代後半(マイナス4.4%)で最も多く減少した。
統計庁が発表した2035年までの「将来の世帯推計」によると、全世帯のうちで1人世帯が占める割合は10年前の25.3%から34.3%まで大きく増える見通しだ。
2030世代(20代と30代)が夢見る「非婚の人生」は、仕事と個人的な生活の調和を追求することだ。会社員のイさん(27歳・女性)は「結婚したら責任を持つべき家族が増え、夫の実家から育児の負担までかかり、耐えられそうにない」と語り、「一人暮らしの最大の短所は寂しいということだが、少し寂しかったとしても、自分のことに集中しながら一人だけの人生を生きていきたい」と話した。
会社員のパクさん(31歳・男性)も「恋愛はしているが、家長になれば責任を負わなければならないことが生じるのが怖い」と話し、「今のように好きな趣味生活を楽しみ、仕事も一生懸命しながら余裕を持って生きたいと思い、非婚主義者になった」と語った。
2030世代が望む「シングルライフ」は自分のために主体的な生活を送ることだった。長い間、親と周囲の圧迫に耐え抜いて非婚を守ってきた彼らは、はたしてかつて夢見た人生を生きているのだろうか。
非婚主義者の会社員シンさん(44歳・女性)は「結婚だけが必ずしも愛の結実ではないと思った。そして結婚は犠牲と葛藤を伴うと考えて非婚を決心するようになった」と語り、「結婚よりは自分自身に集中する人生を送ることがより幸せだと思った」と非婚を決心するようになったきっかけを説明した。
また「しなければならないことではなく、やりたいことに集中できるのが楽しい。自分を食べさせなければならない1人家長としての責任感が大きくなるぶん、自分の健康と暮らしの幸せにより集中できるのが大きな長所だ」と話した。
シンさんは「短所を挙げるとすれば、家を修理しなければならない時や、誰かが家にいなければならないときに仕事があると困る場合のように、一人暮らしの人なら誰でも感じる不便さ」と語った。
会社員のイさん(47歳・女性)は「非婚を決意するようになったきっかけは特にない」と話し、「私の人生を主体的に生きていけるというのが最大の長所」と話す。続いて「自分がやりたいことを自由にできるというだけでも、一人で生きていく価値は十分にある」と強調した。
彼らは一人だからできることに集中することで、一人だから寂しくなる人生を満たしていく。
事業をしているキムさん(50歳・男性)は「たまに一人でいるのが寂しい時もあるが、人は結婚しても寂しいと感じると思う」と語り、「誰かの面倒を見るのが負担で自然に結婚しない人生を送ってきたが、周囲の否定的な視線とは裏腹に満足な人生を送っている」と話した。
続いて「社会の雰囲気に流されて準備ができていない状態で結婚するよりも、家庭に責任感を持てるようになった時に結婚した方がいいと思う」と語った。
ただ、非婚の増加など結婚と出産を避ける現象は、韓国社会の持続可能性を脅かすという点で懸念が少なくない。
中央大学社会学科のシン・グァンヨン教授は「非婚主義者が増えたのは伝統的な結婚観と家族観の変化を反映したもの」と述べ、「現在50歳まで未婚者の割合は男性23%、女性19%程度で、もしこの状態が続けば少子化が深刻化する」と指摘した。
さらに「一人暮らしが増え続けると労働力の供給が減り、年金財政も早く枯渇し、現在の20~30代が50~60代になった時、非常に貧しい老後になる可能性がある」と述べた。
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