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AFP(フランス通信社)の取材で米国の軍事専門家・サットン氏は、今回入港した軍艦が中国海軍の補給艦「駱馬(らま)湖号」だと指摘している。同艦は903A型総合補給艦とも呼ばれ、排水量は2.3万トン。中国の東アフリカ地域における軍事行動に使用されている。
サットン氏によると、中国海軍が同地域で「海賊の取り締り」を行うとともに、欧米の戦艦による活動を監視している。同地域で展開している艦隊は駆逐艦と護衛艦で構成されており、将来的にはより大型の戦艦が加わる可能性があるという。
サットン氏は、ドラレ港が大規模なものであり、紅海からアラビア海・ペルシャ湾に出るための要所でもあることから、将来的に中国の空母が入港する可能性があると分析している。
また、ジブチ共和国には米国がアフリカに有する最大規模の海軍基地「キャンプ・レモニエ」があり、EU(欧州連合)やNATO(北大西洋条約機構)加盟国など多くの国が使用している。そのため、今回の中国軍艦入港は軍事的にも大きな意味を持っている。
米アフリカ軍に所属するスティーブン・タウンゼント司令官は、「中国がジブチに基地を持っていることは非常に重大で、注視している」と述べた上で、中国がアフリカ大陸各地で行動を活発化していると警告している。
中国は赤道ギニアまたはソロモン諸島に2つめの海軍基地建設を計画しているとも言われている。
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