6月から済州島を訪れる外国人増加=韓国(画像提供:wowkorea)
6月から済州島を訪れる外国人増加=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルス以後、瀕死状態だった外国人のチェジュト(済州島)観光が来月から再び活気を帯びるものと見られる。 済州地域の無査証入国の一時停止が解除されるためだ。

18日、済州島によると、来月3日バンコクから出発した済州航空チャーター便が外国人観光客170人余りを乗せて済州空港に到着する。 外国人観光客は3泊4日の日程で済州観光をした後、6日バンコクに帰る予定だ。

済州島に外国人観光客が戻ってくるのは2020年以後2年余りぶりだ。 当時、韓国政府は効率的な防疫を行うため、国際線の到着は仁川国際空港に一元化し、外国人の査証入国特例を一時停止した。 無事証入国は、外国に観光、業務目的で訪問する人々が短期間査証(ビザ)なしで入国できるようにする制度をいう。 外国人観光客の誘致などを目的に2002年に施行された。

済州島の外国人観光客はこれまで持続的に増加し、2016年には360万人でピークに達した。サード(THAAD)事態以後、中国人観光客が減少したが、100万人以上は着実に維持してきた。しかし、無事証入国が中断された後、2019年173万人に達した外国人観光客は2020年21万人、昨年は4万人台まで落ちた。 このため、外国人観光客が主な顧客だった道内カジノ8か所のうち5か所が長期休業に入った。 外国人団体観光客を相手に営業をしていた免税店と大型食堂、旅行会社、宿泊施設なども相次いで休・廃業した。

済州道は外国人観光市場の活性化を期待している。 現地観光説明会、オン・オフライン共同マーケティングなど観光活性化のための本格的な準備に突入した。

ただ、無査証入国再開による外国人犯罪の増加などを懸念する声も少なくない。 実際、2020年だけでも無事証入国特例中断以後、済州を訪れる外国人観光客が減り、不法滞在者と外国人犯罪減少も伴った。 済州警察庁によると、2019年に1万4732人だった不法滞在者が2020年には1万2019人に、2713人減った。 外国人犯罪も2020年には629人で、前年(732人)に比べて14.1%減少した。

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