同居していた日本人女性が意識不明に…暴行した40代男に懲役刑(画像提供:wowkorea)
同居していた日本人女性が意識不明に…暴行した40代男に懲役刑(画像提供:wowkorea)
一緒に暮らしていた日本人女性を暴行し意識不明状態に陥らせた容疑の40代の男が一審で実刑判決を言い渡された。

 20日、韓国裁判所によると、ソウル西部地裁刑事合意12部は前日、傷害・重傷害容疑で起訴されたA被告(41)に懲役3年を宣告した。

 2019年、A夫妻は30代の日本人女性Bさんとソウル市内のゲストハウスで出会い、連絡を取るようになった。その後、Bさんが昨年8月、語学学習のため訪韓。A夫妻の居住地で同居することになった。

 同居するうちに些細な口げんかや生活習慣の違いから、A夫妻とBさんとの間に葛藤(かっとう)が生じる。するとAは昨年11月22日ごろ、自身の居住地で飲酒していた際、Bさんに「出て行け」と声を上げ頬や頭を殴った。Aはまた、5日後の午後7時ごろにも、Bさんに対し「出て行け」と顔や太ももを数回殴り、その影響でBさんは心停止および意識不明に陥った。

 A側は「(被害者の)顔や太ももを数回殴ったのは事実だが、それで心停止が起こるなんて予見できなかった」と主張したが、裁判部はこれを受け入れなかった。

 裁判部は「被害者を治療した医師は『被害者の太ももと顔から複数のアザが見つかり、外傷性出血や筋肉破裂があった』とし、それにより心停止を起こしたと推定されると診断した。被告人が被害者に加えた力の程度が相当だったと考えられる」と指摘した。

 裁判部はまた「被害者はいまも意識が戻らず、被害者家族も大きな苦痛とショックを受けた」とした上で、「被告人は被害者が倒れた後、積極的に救護措置をし、被害弁済のためある程度努力した点などを考慮した」と量刑理由を明らかにした。


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