韓国の農林畜産食品省は20日、インドネシアがパーム油の輸出を再開することについて、「国内食用油の需給や価格安定化に及ぼす影響を注視する」と明らかにした。
続けて「インドネシア政府のパーム油輸出政策が何度も変わっている。それだけに駐在国の公館などを通じて、関連事項を点検していく計画」と付け加えた。
農食品省は現在のところ、インドネシアがパーム油の輸出禁止措置を再び下す可能性は低いと見ている。
インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は前日、食用油の供給状況と価格、パーム油産業従事者約1700万人の状況を考慮し、輸出禁止令の解除を決めたと明らかにした。
インドネシアでは毎月国内で必要な食用油が約19万4000トン。しかし、パーム油の輸出が禁止される前の3月には、食用油の供給量が6万4500トンまで落ちていた。パーム油の輸出を禁止してからは食用油の供給量が21万1000トンと、月間需要を上回る水準まで回復している。
これにより、インドネシア現地市場の食用油価格は、3月に1リットルあたり1万9800ルピア(約172円)だったものが、パーム油の輸出を禁止してからは1万7200~1万7600ルピア(約149.97 円~153.46円)に下落した。
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