北朝鮮の発熱者　3日連続10万人下回る＝死者は報告されず

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は2日、国家非常防疫司令部の集計として5月31日午後6時からの24時間で新たに約9万6610人の発熱者が確認されたと報じた。新型コロナウイルスの感染者とみられる発熱者は4月末からの累計で約383万5420人となった。このうち約366万9950人が完治し、約16万5390人が治療を受けている。一方、新たな死者は報告されていない。

　一時は40万人に迫った新たな発熱者は5月31日の発表から3日連続で10万人を下回った。

　ただ、北朝鮮が公開した統計は発熱者数に比べ死者数が少なく、韓国情報当局も北朝鮮の統計発表が住民を落ち着かせる目的が大きいとの判断を示しており、統計をそのまま信じるのは難しいとの指摘が大勢を占めている。