金利上げに伴い5大銀行の定期預貯金に資金集中=韓国(画像提供:wowkorea)
金利上げに伴い5大銀行の定期預貯金に資金集中=韓国(画像提供:wowkorea)
金利引き上げ期を迎え、定期預金・定期積立に資金が集中している。株式や仮想資産市場が苦戦し、待機性資金も大幅に増えた。一般融資は減少傾向を続けているが、減少幅が大きく鈍化し、今月末には増加傾向に転換する可能性もある。

24日、銀行圏によると、KB国民銀行、新韓銀行、KEBハナ銀行、ウリィ銀行、NH農協の5大都市銀行の貯蓄性預金(定期預金、定期積立)残高は、23日基準で719兆189億ウォン(約75兆円)と集計された。部門別に見れば定期預金が7兆3884億ウォン(約7700億円)、定期積金は4940億ウォン(約510億円)増えた。

銀行貯蓄性預金の金利競争力が高まり、市中資金が殺到した。先月、韓国銀行が基準金利の引き上げを断行し、銀行は受信金利を一斉に引き上げ、3月末と比較すると貯蓄性預金残高は約3か月ぶりに24兆3790億ウォン(約2兆5000億円)急増した。

待機性資金である要求払預金にも資金が集中している。23日現在、5大銀行の要求払預金残高は721兆7750億ウォン(約76兆円)で前月対比5兆7864億ウォン(約6000億円)増加した。

一般融資は701兆286億ウォン(約74兆円)で、先月末より329億ウォン(約35億円)減少した。
部門別に見れば、住宅担保貸出は3143億ウォン(約330億円)増え、信用貸出は2086億ウォン(約290億円)減った。今月末基準では、5大銀行の一般融資が6か月ぶりに増加傾向に転換できるという予測も出ている。
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