食品医薬品安全処(画像提供:wowkorea)
食品医薬品安全処(画像提供:wowkorea)
韓国で、ある寿司店が淡水魚のナイルティラピアをマダイと偽って客に販売し、摘発された。

7日、食品医薬品安全処(食薬処)は食品接客業者やオンラインショッピングモールなどで販売されている鯛製品を調査した結果「44件のうち1件がナイルティラピアであることが確認された」と発表した。

食品医薬品安全処(食薬処)によると、テグ(大邱)市ナム(南)区にある飲食店が販売した‘鯛寿司’を検査したところ、ナイルティラピアの遺伝子が検出された。

マダイは海、ナイルティラピアは淡水に住み、原物の状態では区分しやすいが、魚をおろすと白身に赤い縞模様で似たような形を見せる。

食薬処が調査した結果、輸入・流通会社はこの魚をナイルティラピアとして販売したものの、この飲食店ではこれを知っていながらマダイで作った寿司であるかのように表示し、販売したことが分かった。

これにより、食薬処は自治体に消費者欺瞞(ぎまん)表示・広告違反行為により、この飲食店を行政処分するよう要請した。

食薬処は「国民が輸入食品を安全に消費できるよう、性状の似ている製品を変身させて販売・流通する行為に対する取り締まりを強化する」と明らかにした。

なお、消費者欺瞞表示・広告行為は、1次違反が是正命令、2次違反が営業停止5日、3次違反が営業停止10日の行政処分を受けることになっている。

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