韓国の京畿道庁(画像提供:wowkorea)
韓国の京畿道庁(画像提供:wowkorea)
韓国のキョンギド(京畿道)は「新型コロナウイルス感染症の再流行に備え、今月中に新型コロナ予防用抗治療薬“Evusheld”の投薬に乗り出す」ときょう(8日)明らかにした。

予防用抗治療薬は、新型コロナ感染前の予防目的として投与する抗治療薬である。また、血液ガン患者や臓器移植後に免疫抑制剤を投与している患者など、新型コロナワクチン接種による免疫獲得が困難な人たちに抗体を直接投与し予防効果を出す医薬品である。

京畿道のチョ・チャンボム疾病政策課長は「Evusheldの導入により、高危険群や予防接種の死角地帯にいる重症免疫抑制者にも、感染から保護することができるものと期待している」とし「これとは別に新型コロナの再流行に備え、高齢層など感染脆弱(ぜいじゃく)層は4次接種に積極的に参加してくれることをお願いする」と語った。

英製薬企業“アストラゼネカ社”のEvusheldは、新型コロナの抗体2つが結合された治療薬である。臨床研究結果では新型コロナの既存変異株・オミクロンだけでなく、オミクロンの新系統BA.4とBA.5に対してもウイルス中和活動が確認されている。

韓国政府は先月30日、英アストラゼネカ社が開発した新型コロナ予防用抗体治療薬「Evusheld」を緊急使用承認した。

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