5日付の朝日新聞は、衆議院で副議長を務めたこともある自民党の衛藤征士郎議員が「韓国はある意味、兄弟国だ。はっきり言えば日本が兄貴分だ」と話したと報じた。
衛藤議員は4日、自民党の会合でこのような発言をしたという。そして「韓国としっかり連携し、強調し、韓国をしっかり見守り、指導するんだという大きな度量をもって日韓関係を構築するべきだ」と付け加えた。
発言の意味を尋ねられた衛藤議員は「日本はかつて韓国を植民地にしたことがある。そこを考えた時に、日本は韓国に対して、ある意味、兄貴分みたいなものがある」と主張した。
衛藤議員は「日韓関係は対等ではないのか」という質問に対して「日本国民は日米関係を対等だと思っているか」と問い返した。そして、「私は思っていない」とし、日本と韓国の間の一種の上下関係が日本と米国の間の関係のように形成されていると主張した。
衛藤議員は「同じように日韓関係は対等だと韓国が思っていると、私は思っていない」とも主張した。自分のような認識が韓国にも存在するはずだという主張だ。
衛藤議員は「日本は常に指導的な立場に当然立つべきだ」とも述べた。その理由として、衛藤議員は「経済力、戦後日本の国際的地位、国際機関における地位などすべての面を見ても、韓国より日本が上にいると考える」と明らかにした。
衛藤議員は韓日議員連盟の日本側パートナーである日韓議員連盟にも所属している人物だ。今年5月に日本の議員団が訪韓し、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領を表敬訪問した際にも同行していた人物だ。衛藤議員の父親は植民地時代に巡査として朝鮮半島に渡った人物で、自らも日本統治下の全羅南道のカンジン(康津)で生まれた。太平洋戦争終戦後に日本に移住し、1970年代から政治活動を始めたベテラン政治家だ。
韓日議員連盟の幹事長であり「共に民主党」所属のユン・ホジュン議員は衛藤議員の発言に対して「非常に遺憾な発言をされた」として遺憾を表わした。
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