国民が国家元首を選出すべきだと主張する政治運動団体「リパブリック」を率いるグレアム・スミス氏は、「共和制に賛成する人も周辺を刺激しないよう慎重に発言しているが、王室も公共機関として討論の対象」と指摘。スミス氏は「共和主義または君主制撤廃の雰囲気は女王の葬儀を前後してかなり落ち着くとみている。しかし、近いうちに王室の将来について新たなレベルでの議論が進むだろう」と述べた。
このように主張する背景には、エリザベス2世に対する国民的尊敬に比べ、新国王のチャールズ3世に対する国民的な尊敬が低いことにある。
この団体はエリザベス2世の死去が発表されてから、全国民が悲しんでいるように見える雰囲気の中でも、「リパブリック」に対する支持が急騰していると主張した。
スミス氏はエリザベス2世の死去が発表されてから24時間で、団体のSNSフォロワーが約2000人増えたとし、「新入会員の加入も大きく増えている」と伝えた。
共和主義者は、エリザベス女王が生きている間は君主制撤廃の機会がないと認めていたという。
しかし、スミス氏は「チャールズ国王の即位は完全に異なる状況を招いた。君主制に対する支持が一度下がれば、再び上がることはないだろう」と予想した。
今年、女王の即位70周年記念行事を前にして実施した世論調査で、君主制支持は62%とかなり高かったが、10年前の73%に比べると目立って下落している。
Copyright(C) herald wowkorea.jp 104