韓国のチュ・ギョンホ(秋慶鎬)副首相兼企画財政相(画像提供:wowkorea)
韓国のチュ・ギョンホ(秋慶鎬)副首相兼企画財政相(画像提供:wowkorea)
韓国のチュ・ギョンホ(秋慶鎬)副首相兼企画財政相は今月29日、フィリピン・マニラで開かれた「第55回ADB(アジア開発銀行)総会」に韓国代表として出席し、議長職を譲り受け、次期総会開催国の行事を取り仕切ることになった。

韓国の企画財政部(財務省に相当)は30日「来年5月にインチョン(仁川)のソンド(松島)で開かれるADB総会の議長として、チュ副首相が選出された」と明らかにした。

韓国がADB総会を対面開催するのは3回目であり、当初の開催時期は2020年であったが、新型コロナウイルス感染症の拡散により日程が延期されていた。

チュ副首相は「この2年間、新型コロナ事態により委縮したアジア・太平洋域内の経済協力と統合を回復させることが最も重要な課題だ」とし「これまでの公共中心の財源調達や無償援助・借款のような金融方式では、今後急増する大規模な開発財源を満たすことはできない」と指摘した。

この日の総会には、68か国ADB加盟国の財務相と中央銀行総裁などが出席し、新型コロナ事態以降の気候危機への対応方案を論議した。また、年次報告書と来年の予算案などADB運営に関する案件もともに承認された。

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