中央災難(災害)安全対策本部の会議で発言する韓首相=1日、ソウル(聯合ニュース)
中央災難(災害)安全対策本部の会議で発言する韓首相=1日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は1日、ソウルの繁華街・梨泰院で10月29日夜に起きた雑踏事故で遺族や市民が精神的に大きなショックを受けているとしたうえで、「政府は遺族や負傷者、一般市民もカウンセリングや治療を受けられるよう、国家トラウマセンターとソウル市精神健康(メンタルヘルス)福祉センターを通じて積極的に支援する」との意向を示した。

 政府ソウル庁舎で開かれた同事故に関する中央災難(災害)安全対策本部の会議で表明した。また、警察庁が事故の原因を究明するために調査と分析を進めているとしながら、今回のハロウィーンイベントのような主催者のいない自発的な集団行事でも市民の安全が担保される方策を講じるとの方針を示した。

 また、海外の事例なども参考にして専門家らと共に科学的な管理方法を模索すると強調した。

 今回の事故ではこれまでに155人の死亡が確認され、負傷者は152人となっている。


Copyright 2022YONHAPNEWS. All rights reserved. 40