ポスコは早期復旧できた理由として、技術力と社員の努力を挙げた。当初は、各工場の設備稼働を支えていたモーター4万4000台のうち31%が浸水し、新たに発注する方針を検討した。しかし製作と設置に1年以上要すると分かると、社員自らが分解・洗浄・組み立てをした。
自力では短期間での復旧が難しい設備では、韓国内外の鉄鋼業界からの助けがあった。浸水のため、溶融金属を製鋼工程に移すトルペドカーが使えなくなったポスコのため、「現代製鉄」が5台を緊急支援した。クァンヤン(光州)製鉄所のトルペドカーを運搬するにあたっては、協力会社からの助けがあった。
ポスコは来年1~3月期、生産を全面的に正常化することを目標に掲げ、安全第一で残りの復旧作業を進める方針だ。また今回の水害の状況と復旧過程を白書として記録、分析し、気候変動に対応できる態勢を早期に構築する計画だ。
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