<梨泰院惨事>イ・イムジェ前警察署長拘束「証拠隠滅の懸念」(画像提供:wowkorea)
<梨泰院惨事>イ・イムジェ前警察署長拘束「証拠隠滅の懸念」(画像提供:wowkorea)
韓国「梨泰院(イテウォン)惨事」不適切対応疑惑などを受けるイ・イムジェ前ソウル市ヨンサン(龍山)警察署長とソン・ビョンジュ前龍山警察署112(緊急通報)状況室長が拘束された。

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23日、ソウル西部地裁パク・ウォンギュ令状担当判事は「被疑者が証拠を隠滅する恐れがあることが認められるため、拘束令状を発令する」と明らかにした。

裁判所は「過去の拘束令状請求が棄却された後、追加の証拠など捜査記録に現れたさまざまな証拠と令状実質審査結果を総合的に判断し、被疑者が拘束令状請求書に記載された罪を犯したと疑うほどの相当な理由がある」と説明した。

この日午前10時30分からおこなわれた拘束前被疑者尋問(令状実質審査)に先立ち、裁判所に到着したイ前署長は、令状再請求に対する心中を問う取材陣の質問に「当時警察署長として本当に申し訳ない気持ち」とし「本日令状審査も、事実に基づき誠実に取り組む」と述べた。イ前署長とソン前室長は、4時間ほど令状実質審査をおこなった。

彼らは12月5日、一度令状実質審査を受けたが、裁判所が拘束令状を棄却したことがある。当時、裁判所は「現段階で提出された資料だけでは証拠隠滅、逃走の恐れに対する拘束事由と相当性を認め難く、被疑者の十分な防御権の保障が必要だ」と拘束令状を棄却していた。梨泰院惨事以後、ハロウィン期間情報報告書を削除した疑いを受けるパク・ソンミン元ソウル警察庁公共安寧情報外社部長(警務官)など、情報ラインだけ拘束した。

2週間以上の期間に補強捜査を行った警察庁特別捜査本部は、警察と消防、自治体など様々な関係者の過失で梨泰院惨事が発生したと判断し、「共同正犯」法理立証に注力していた。過失犯の共同正犯は、多数の過失により結果を発生させた場合、共同で罪を犯したとみなす法的用語だ。特にイ前署長の場合、虚偽内容が記載された報告書を最終検討した後、承認した事実を確認しながら、今回の拘束令状に虚偽公文書書作成容疑も追加した。

イ前署長は、ハロウィン期間警察人材をさらに投入しなければならないという安全対策報告にも事前措置をせず、惨事が発生してから50分後に現場に到着し、不適切な対応をした疑いを受ける。また、現場到着時間を状況報告書に虚偽で記載した疑いもある。ソン前室長は警察の現場責任者で事故現場把握を無視したという疑いがある。

パク・ヒヨン龍山区庁長とチェ・ウォンジュン安全災難課長の令状実質審査は、新型コロナウイルス感染隔離期間を理由に、12月26日午後2時におこなわれる方針だ。彼らはハロウィン期間の安全事故予防対策の準備を怠り、惨事に不適切に対処した疑い(業務上過失致死傷)を受ける。

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