【ソウル聯合ニュース】北朝鮮外務省は23日、北朝鮮が鉄道を使ってロシアに軍需物資を輸送したとする東京新聞の報道を「日本メディアの謀略報道は最も荒唐無稽な世論操作」と激しく非難した。 外務省報道官は朝鮮中央通信に「ありもしない朝ロ(北朝鮮とロシア)間の『武器取引』問題に対するわれわれの原則的な立場は変わらない」と強調した。 北朝鮮による武器輸出は国連安全保障理事会の決議に違反する。北朝鮮はロシアとの間で武器取引はないと主張し続けている。 報道官は「国際社会は一部の不純な勢力がそれぞれ異なる目的ででっちあげる朝ロ間の事実無根の『武器取引説』に耳を傾けるより、ウクライナに各種の殺人武装装備を押し込み、この国に流血の惨劇と破壊をもたらしている米国の犯罪的な行為に焦点を当てなければならない」と主張した。ロシア国民を支持する考えも示した。 東京新聞は22日付の記事で関係筋の話として、先月20日に北朝鮮北東部の羅先特別市の豆満江駅とロシア沿海州のハサン駅を結ぶ鉄道を利用し、砲弾などの軍需物資が北朝鮮からロシアに輸送されたと報じた。「鉄道を使った最初の武器供与」とし、「北朝鮮とロシアは数カ月間、数百万ドル(数億~十数億円)規模の砲弾やロケット弾の売却交渉を続けていた」と伝えた。 一方、米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は22日(現地時間)、北朝鮮が先月にロシアの民間軍事会社「ワグネル」に武器を売却したことを確認したと発表した。
Copyright 2022YONHAPNEWS. All rights reserved. 40