トミー・ジョン手術受けたリュ・ヒョンジン、WBC不参加に「出場したかった」

韓国人投手リュ・ヒョンジン（35/トロント・ブルージェイズ）は、韓国での短い休暇を終えて29日午前、インチョン（仁川）国際空港を通して米国に向けて出国した。この日、リュ・ヒョンジンは例年より1か月ほど早く出国し、復帰への強い意志を見せた。

リュ・ヒョンジン の最新ニュースまとめ

　トミー・ジョン手術を受けたリュ・ヒョンジンは、来年3月に開かれる「WBC（ワールド・ベースボール・クラシック）」とも距離が遠のいてしまった。リハビリに力を入れたが、予想よりも復帰が遅くなったからだ。

　韓国は、日本で開かれる「2023 WBC 第1ラウンド」に出場する。3月9日のオーストラリア戦を皮切りに、日本、チェコ、中国と対戦する。

　出国前の記者会見でリュ・ヒョンジンは、「WBC」に出場できない悔しさをあらわにした。

　この会見でリュ・ヒョンジンは「当然、選手たちと一緒にプレーしたい気持ちはある。しかし、どうしてもこれ以上は無理だと思っている」とし、「選手たちが試合に出場すれば、同じことだ。無条件に勝たなければならないと思いながら試合に臨む。（同僚たちが）必ず勝ってくれると信じている」と話した。

　”日韓戦”を前にしている選手たちに「かけてあげたい言葉」を問われたリュ・ヒョンジンは「僕よりも選手たちが（相手を）よく知っているはずだ。KBOにも戦力分析チームがある」とし、「かけたい言葉は『勝ってほしい』ということ」と強調した。