24日、中央事故収拾本部によると、去る3日にインチョン(仁川)空港から入国し、新型コロナの陽性判定を受けた後、ホテル移動中に逃走した中国人A(41)が今月中旬、追放された。Aが検挙された当初、韓国政府は「感染病管理法等により処罰を受けることになる」と明かしていたが、Aは法的な処罰なく国外追放された。
中央事故収拾本部の関係者は「A氏が感染病予防および管理に対する法律違反容疑で警察の調査を受け検察に送致されたが、裁判までは1か月以上かかる」とし、「拘束に該当しない状況であり、出入国管理庁が別途、裁判なく措置できる強制追放処分を下した」と伝えた。
Aは出国措置と共に、1年間の入国禁止も言い渡された。
これを前にAは去る3日午後10時7分ごろ、仁川市内のホテル近郊で新型コロナによる隔離を拒否し逃走した。本来、仁川空港の検査センターでおこなわれたPCR検査で陽性判定が出たため隔離される予定だった。
Aはホテルから300メートルほど離れた大型マートに移動し、タクシーに乗ってソウルに向かった。その後、中国から予約していたソウル・チュング(中区)のホテルで妻に会い、外出した。
警察は2日後の5日午後0時55分ごろ、ホテルの客室に隠れていたAを検挙した。
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