ソウルタクシーの基本料金が約100円値上げ…4月には地下鉄・バス料金も↑=韓国(画像提供:wowkorea)
ソウルタクシーの基本料金が約100円値上げ…4月には地下鉄・バス料金も↑=韓国(画像提供:wowkorea)
1日、観光ソウル市のタクシー基本料金が従来の3800ウォン(約401円)から4800ウォン(約507円)に引き上げられた。

 同日、ソウル市によると、タクシーの基本料金が3800ウォンから4800ウォンに1000ウォン(約106円)上がる。基本距離も従来の2キロから1.6キロへと400メートル縮まる。距離当たりの料金は現行132メートル当たり100ウォンから131メートル当たり100ウォンに、時間料金は31秒当たり100ウォンから30秒当たり100ウォンに調整される。合わせて模範・大型タクシーも基本料金が6500ウォンから7000ウォン(約687円から740円)に上がる。

 先立ってソウル市は昨年12月から深夜割増時間を午前0時から午後10時に2時間繰り上げた経緯がある。また、搭乗客が集まる午後11時から翌日午前2時までは割増率を従来の20%から40%に引き上げる深夜料金制も適用中だ。 このため、深夜タクシーを利用する市民の負担はさらに大きくなる見通しだ。

 タクシー料金の引き上げに続き、4月末ごろには地下鉄とバスなど各種公共交通料金の引き上げも予告されている。ソウル市は交通運営機関の赤字解消のために、早ければ4月末頃に300ウォン(約32円)または400ウォン(約42円)引き上げを断行する方針だ。

 ソウル市は公共交通料金の引き上げについて、市民の公聴会を開き意見を聞く計画だ。当初公聴会は同日に予定されていたが、2月10日に延期された。公聴会は10日午後2時、ソウル・チュン(中)区のソソムン(西小門)庁舎で開かれる予定だ。

 ソウル市が8年ぶりに料金引き上げに乗り出したのは、今年の赤字規模だけで地下鉄1兆2000億ウォン(約1268億円)、バス6600億ウォン(約697億円)などに達するなど交通運営機関の経営危機が深刻なためだ。
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