【ソウル聯合ニュース】韓国政府は、アフリカ諸国への政府開発援助(ODA)の規模を2030年までに1兆ウォン(約1040億円)以上に拡大することを決めた。国務調整室が9日、明らかにした。アフリカへの支援規模を19年の5400億ウォンから30年には2倍以上に増やす。 韓悳洙(ハン・ドクス)首相はこの日、政府ソウル庁舎で国際開発協力委員会を開き、今年の政府ODA事業の総規模を前年比21.3%増の4兆7771億ウォンで確定した。 韓国は今年、92カ国・地域の56の国際機関で事業を推進する。アジア(38.5%)とアフリカ(19.4%)に最も多くの支援を行う予定だ。 分野別では交通(13.1%)、保健(12.9%)、人道支援(11.0%)の順となっている。 紛争、気候変動、感染症、食糧など世界的危機への対応を強化するため、人道支援の金額を昨年の3163億ウォンから4036億ウォンに27.6%増やした。 韓首相は、今年のODAの年間増加額は過去最大、増加率は過去10年間で最大だとして、「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の任期内に世界トップ10のODA国に飛躍するという確固たる意志を込めたもの」と強調した。
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