医師免許偽造し30年間”医師のふり”した60代、初公判で容疑認める=韓国(画像提供:wowkorea)
医師免許偽造し30年間”医師のふり”した60代、初公判で容疑認める=韓国(画像提供:wowkorea)
医師免許証がない状態で30年間、医師のふりをした60代が初公判で容疑を認めた。

 スウォン(水原)地裁刑事10単独ハン・ソヒ判事は27日、公文書偽造、偽造公文書行使、詐欺などの疑いで拘束起訴されたA被告(60)の初公判をおこなった。A被告は「犯行を深く反省している」として容疑を認めた。

 A被告は公訴時効が残った2014年10月から昨年12月まで医師免許証を偽造した後、病院に提出して医療従事者のふりをした疑いで裁判にかけられた。同期間、A被告の口座で確認された給与だけで約5億ウォン(約5000万円)だという。

 A被告は医師免許証を取得せず、1993年に医大を卒業した後、1995年から全国にある病院60か所の医療機関に勤務しながら犯行に及んだことがわかった。

 無免許で外科手術までしたA被告は、飲酒医療事故を起こした前歴もあったことが把握された。

 検察はA被告の医師免許取得の有無をきちんと確認せず、無登録雇用して病院長名義で診療をさせた総合病院医療財団1か所と個人病院長8人も保健犯罪取り締まり法違反(不正医療業者)の疑いで在宅起訴し、A被告と共に起訴した。

 A被告を雇用した個人病院長8人中5人は検察の公訴事実を認めたが、それぞれの事情でA被告の医師免許証が偽造された事実を知らず、自分たちも詐欺被害者だと善処を訴えた。

 このうち5人に対する弁論期日は同日、分離終結した。検察は彼らに各々罰金500万~2000万ウォン(約50万~200万円)を宣告するよう裁判部に要請した。

 一方、総合病院医療財団1か所と残りの病院長3人は、A被告を採用するのに注意および管理監督義務を果たしたという趣旨で無罪を主張した。

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