朴槿恵元大統領弾劾の無効を訴える支持者たち、宣告から6年を迎え集会＝韓国報道

パク・クネ（朴槿恵）元大統領の支持者たちが弾劾宣告から6年を迎え、ソウル都心部で集会を開いた。彼らは朴元大統領の潔白を主張し、弾劾宣告の無効を訴えた。

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ウリ共和党と朴槿恵大統領千万人名誉回復本部は、11日の午後1時に憲法裁判所近くの地下鉄3号線のアングク（安国）駅4番出口前で「朴元大統領弾劾宣告6年行事」を開催した。この日の集会には主催者側の推算で1500人が参加した。

集会に参加した朴元大統領の支持者たちは「憲法裁判所による違法な弾劾を即刻無効にせよ」、「愛国烈士5人に対する真相究明と責任者の処罰をせよ」、「朴槿恵元大統領の名誉回復を直ちに行え」などとシュプレヒコールをあげた。ウリ共和党の関係者が発言を終えると、「闘争しよう」、「自由民主主義を救おう」という声があちこちで聞こえた。

10日は朴元大統領が大統領職から罷免（ひめん）されてから6年目になる日だ。憲法裁判所は2017年3月10日、裁判官の全員一致で朴元大統領に対する弾劾訴追案を可決している。

ウリ共和党はこの日の声明を通じて「チェ・ソウォン（チェ・スンシル〈崔順実〉、朴元大統領の政治スキャンダルの中心人物）などから政策についての意見を取り入れたことは決して憲法違反ではなく、ミル財団やKスポーツ財団の設立は国家政策的な判断」であるとし、「朴槿恵元大統領はいかなる不正な金も受け取っていない。これが真実だ」と表明した。

続けて「憲法裁判所は真実を歪曲（わいきょく）し、正義を拒否し不義を犯した」とし、「憲法裁判所法により、憲法裁判所は裁判または犯罪捜査中の事件の記録を受けて裁判に利用できなくなっているにもかかわらず、憲法裁判所はこの法を全て犯している」と付け加えた。

この日、支持者たちは朴元大統領の弾劾宣告当日、大混乱した現場の中で死亡した人々を追悼し、真相の究明を促した。ウリ共和党のホ・ピョンファン常任顧問は「弾劾宣告の当日、まさにこの場所で朴元大統領の弾劾が8対0で可決されるという知らせを聞き、集会を行っている時に警察が出動させた車両に阻まれてスピーカーで殴られたりと現場は大混乱した」と述べ、「ユン・ソギョル（尹錫悦）政権は真実が明らかになるまで原因究明と責任者の処罰を行い、死亡者の名誉回復が行われるように努めなければならない」と述べた。

集会に参加したウリ共和党のチェ・ジェウン責任党員（72）は、「ウリ共和党内でも弾劾当時の死亡事件について正確に知っている者はいない」とし、「6年が過ぎた今日になっても事件について知らない方が多く、広く知らせるために大規模な行事に参加した」と語った。シン・ヨンスンさん（76）は主催者側が用意した募金箱に5000ウォン（約510円）の現金を入れながら「違法な弾劾手続きがあったことを広く知らせたい」と語った。