ハン首相はこの日、チョルラナムド(全羅南道)クァンヤン(光陽)港圏の経済自由区域庁で主宰した湖南(全羅北・南道、光州市)地域の輸出企業との懇談会で「最近の輸出は不振の状況だが、長期的にはそれほど心配していない」として先のように語った。
韓国の輸出額は、昨年10月から先月まで6か月連続で減少している。輸出が月間基準で6か月連続減少したのは、新型コロナウイルス感染症の拡散初期であった2020年3~8月以降初めてである。輸出に比べ輸入が増加したことで、貿易収支は46億2000万ドル(約6207億6400万円)の赤字を記録し、昨年3月から13か月間赤字が続いている。貿易赤字が13か月以上続いたのは、1995年1月から1997年5月までの期間以降初めてである。
ハン首相は今回の懇談会で、企業たちから規制革新に関する建議事項を聞き、政府の支援方案を説明した。
企業たちは「生産現場に重大災害が発生した時、雇用労働部(省)が事故ラインだけでなく周辺のラインまで中止するのは行き過ぎている」と意見を出した。
これにハン首相は「政府側は、必要以上の範囲まで作業中止とならないよう、制度を合理的に運用する」と伝えた。
また企業たちから「輸出代金の未回収状況に備えた危険軽減対策が必要だ」という意見も出された。これにハン首相は「政府は、中小企業の成長金融を1000億ウォン(約101億1000万円)規模供給する」と答えた。
さらに「輸出企業が海外認証を受けるのに普通1年がかかる状況の中、関連試験・コンサルティングなどの費用を支援する事業の支援期間が1年で終わることで、その効果が十分発揮されていない」という指摘も出された。
これには「政府はこのような意見を反映させ、関連支援事業を3年まで推進する」という方針を伝えた。
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