法曹界によると10日、韓国チェジュ(済州)地裁は特定犯罪の加重処罰などに関する法律違反(危険運転致死)などの容疑で拘束されたA容疑者(26)に懲役7年を言い渡した。
A容疑者は昨年7月20日午前3時38分頃、5人乗りのレンタカーに7人を乗せて行き、エウォル(涯月)邑コネ(高内)里の海岸道路の縁石にぶつかった。
この事故によって車が横転して同乗者3人が死亡し、他の3人とA容疑者も重傷を負った。
警察による調査の結果、A容疑者は同日、被害者らとゲストハウスで酒を飲んで、2次会に行くために車を運転したことが分かった。事故当時、A容疑者の血中アルコール濃度は免許取り消しに当たる0.11%以上だった。
また、A容疑者が車を運転していた海岸道路の制限速度は50キロメートルだったが、時速105キロメートルの速度で運転し、カーブの区間で減速することができずに車両が縁石にぶつかって事故が起きたものと見ている。
ともに車両に乗っていた同乗者らはA容疑者が働いていたゲストハウスで出会って親交を深めた20代の観光客6人で、遺族らは裁判で「事故当時、被害者らはタクシーに乗って宿舎に戻ろうと言ったが、A容疑者が飲酒運転を強行した」として、A容疑者に対する厳罰を要求した状況だ。
この他に、裁判の過程でA容疑者は数千万ウォン(数百万円)に達する詐欺の疑いも受けていた事実が明らかになった。
裁判所は「スピード違反・飲酒運転によって多くの死傷者を出したため、被告人の罪責はかなり重い」とし「遺族らに対する被害の回復もなされなかった」として、このように判示した。
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