北朝鮮、宗教人に反人道的行為…プロテスタント迫害脆弱(画像提供:wowkorea)
北朝鮮、宗教人に反人道的行為…プロテスタント迫害脆弱(画像提供:wowkorea)
米国際宗教自由委員会(USCIRF)が北朝鮮を「宗教自由特別憂慮国」に再指定することを勧告した。特に、北朝鮮の拘禁施設で宗教人を対象に反人道犯罪がおこなわれていると指摘した。

 2日、米国の声(VOA)報道によると米政府傘下の独立機関である国際宗教自由委員会が1日(現地時間)発表した年次報告書で北朝鮮を宗教自由特別憂慮国(CPC)に再び指定することを国務省に勧告した。

 宗教自由特別憂慮国は政府が国民の宗教自由を深刻に侵害したり、迫害することを容認する国家をいうもので、国際宗教自由委員会は2001年から北朝鮮を特別憂慮国に指定するよう勧告してきた。委員会は今回の報告書で、北朝鮮のほかにもアフガニスタン、ミャンマー、中国、キューバなど合わせて17か国を特別懸念国指定対象にしました。

 国際宗教自由委員会のヌリー・トゥルケル委員長は報告書発刊後、開かれたビデオ会議で「北朝鮮のような特別憂慮国は政府が現在進行中の組織的かつ恐ろしい宗教自由の侵害に関与したり、これを容認する国家」と述べた。

 報告書は2022年、北朝鮮内の宗教自由状況が全世界最悪のうちの1つとして残っていたと説明。「キム・イルソン(金日成)主義」と「キム・ジョンイル(金正日)主義」で知られる北朝鮮の統治理念は、宗教を含む競争理念を禁止し、宗教を「実存的脅威」と考えているということだ。

 さらに報告書は北朝鮮が国家に対する忠誠心をもとに、住民の階級を分類しており、宗教人は敵対階層に分類され、「差別、処罰、孤立、さらに処刑」を受けて適当だと見なされると明らかにした。さらに、国際弁護士協会と北朝鮮人権委員会(HRNK)の2022年報告書を引用し、北朝鮮の拘禁施設でおこなわれる宗教自由侵害をはじめとする人権侵害は反人道的犯罪に当たると指摘した。

 報告書は「プロテスタント、キリスト教徒たちが特に迫害に脆弱(ぜいじゃく)だ」とし、拘禁施設でキリスト教徒たちが多く収監されていると強調した。続けて、北朝鮮当局者たちが宗教人たちの信仰生活を政治的犯罪と見なし、特に宗教人収監者に苛酷な処罰を科しているとし、「ひどい拷問や処刑もおこなわれている」と述べた。


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