大統領室高位関係者はこの日の午後、広島のプレスセンターで記者団に対し「ウクライナのゼレンスキー大統領のG7会談への出席に関し、実際には戦争が進行中であり交戦中であるため、セキュリティレベルでの保安が行われ、それによってかなり流動的な流れの中で調整が進められただろう。現在まで話すほどの進行は行われていない」と述べた。
ゼレンスキー大統領はこの日の午後3時30分ごろ、フランス政府専用機で広島空港に到着した。ゼレンスキー大統領はG7首脳会議に直接出席し、世界各国の支援を要請するという。
そのため、尹大統領とゼレンスキー大統領のG7首脳会議を契機にした会談の可能性にもこれまで注目が集まってきた。尹大統領は訪日初日の19日からオーストラリア、ベトナム、インドの首相たちと首脳会談を続けている。また、16日にはゼレンスキー大統領夫人のオレナ・ゼレンスカ夫人と会談した。
尹大統領はゼレンスカ夫人との会談で「今後も韓国が可能な分野でウクライナへの支援を拡大してほしい」とのゼレンスカ夫人の言葉に対し「NATO(北大西洋条約機構)加盟国や国際社会と緊密に協力し、ウクライナ国民を積極的に支援していく」と答えた。
また「ゼレンスカ夫人が大統領特使としていらっしゃったことを歓迎し、韓国国民を代表してウクライナに対するわが国と国民の支持と連帯を伝え、犠牲者家族とウクライナ国民に深い哀悼の意を表する。罪のない人命、特に女性と児童への恐ろしい被害をもたらす武力使用および非人道的行為はいかなる状況でも容認できない」と述べた。
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