この竹本は、神貞王后が孝明世子の正室となった1819年に制作された。朝鮮王室の典型的な竹本の形式が見られ、工芸品としてもすぐれた芸術性を持つ。
フランス人宣教師を処刑したことでフランスと朝鮮王朝との間で起こった戦い、ビョンインヤンニョ(丙寅洋擾)が勃発した当時、フランス軍が奪ったか焼失したと考えられていたが2017年、パリの古美術市場で競売にかけられているのが発見された。以降、韓国文化財庁と海外の文化財財団など関連機関の尽力とライオット・ゲームズによる寄付金などで韓国に戻ったという経緯がある。
同社は「ゲームは文化だ」という理念を掲げ、2012年から「韓国文化遺産保護および支援プロジェクト」を展開している。このため民間企業としては唯一、今回の竹本をはじめとした計6点の海外所在の文化財を韓国へ戻すことに寄与した。
このほか文化財の案内板「ソウルのムンミョ(文廟)とソンギュングァン(成均館)」の改善など遺跡の価値を生かす努力のほか、ゲーム利用者を対象とした歴史教育「ティモ文化遺産遠征隊」なども行っている。
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