テレビの報道によると、6月28日ソウル市チュン(中)区のある刺身店で50代の男女6人が飲食代25万ウォン(約2万7000円)を支払わずに食堂を抜け出した。
報道によると、彼らは2階にある個室で食事をしていたが、次々と姿を消したという。
防犯カメラには彼らが食堂で2時間にわたり食事をする姿が撮られた中、ワンピースを着た女性と半袖姿の男性が一緒に階段を降りて行った。他の4人は先に店を出た後だった。
被害を受けた刺身店の店主は「10分か20分の間に(客が)いなくなった。約2時間後に警察に通報した」と語った。
ドアがある個室なので、従業員も彼らがいなくなったことに気づかなかったという。この個室に15回近く食事を運んだ従業員は、全員が個室を出た後もしばらく客が帰って来るのを待っていたという。店主は「最近は売上があまりにも落ちて、家賃も払うのも大変なほどなのに」と訴え、悔しさを吐露した。
最近、自営業者が集まるオンラインコミュニティなどでは、食い逃げを訴える事例が増えている。しかし、これを防ぐ対策どころか、このようなことが起きても損害をそのまま店主が抱え込まなければならないという理不尽さがのしかかっている。
計画的・常習的な無銭飲食は詐欺罪により処罰されるが、故意性を明らかにすることが難しいためだ。大半の軽犯罪は10万ウォン(約1万1000円)以下の罰金刑にとどまり、これに対してより実効性のある対策を講じるべきだとする声が高まっている。
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