韓総理はこの日の午後、政府ソウル庁舎で豪雨対処状況点検会議を主宰し「政府と地方自治体が最も念頭に置かなければならないのは人命被害がないようにすることだ」と述べた。
韓総理は続く集中豪雨に10日からこの日まで4日連続して点検会議と緊急指示を通じて関係部処に徹底した対処を注文している。
気象庁はこの日から全国的に大雨が降ると予報した。特に15日までチュンチョンナムド(忠清南道)とチョルラナムド(全羅北道)には最大400ミリ以上の豪雨が降ると予想された。
これについてポーランドを公式訪問中のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は韓総理との通話で「総理が中心となり、行政安全部、山林庁、消防庁、警察庁、地方自治体などが総力対応体系を稼働し、何よりも人命被害がないように対処してほしい」と要請した。
韓総理は会議で「半地下住宅およびマンション地下駐車場の浸水、河川沿いの急流の氾濫などで人命被害が発生しないよう、徹底的に備えてほしい」と具体的な指示を下した。
続いて、土砂崩れや急傾斜地の崩壊の恐れにも言及し「少しでも危険があるなら、速やかに事前避難命令を発動してほしい」と指示した。
また「集中豪雨のような危険気象が日常化している。過去のレベルの対応ではこれ以上被害を防ぐことはできない。気候変化の時代に合う危険予測と対応体系が必要だ」と強調した。
さらに「政府は昨年から『気候変化に備えた災難管理システム総合対策』を用意して推進しているが、不足している部分はないか行政安全部で検討し、積極的に補完してほしい」と注文した。
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