10日、全羅北道自治行政課によると、全羅北道はスカウト隊員たちがセマングムキャンプ場から全員撤収した翌日の9日、支援業務を終えた公務員に食費を請求する知らせをメッセージで通知した。
この知らせには「ジャンボリーに関する施設点検のために暑い天気の中、とても苦労が多かった。負担をかけることになって申し訳ないが、動員された職員たちの食費を各部処で集めることにした」との内容が盛り込まれた。
食費は1人当たり1万2000ウォンで、部処別に参加人数に応じて食費を計算し、担当者の口座に送金するようにした。
ある全羅北道所属の公務員は「序盤から何かと問題も多かった行事であるうえ、暑さで苦労しているスカウト隊員たちが気の毒なため、前向きに現場で働いたのに、このような扱いを受けて虚しい。食費の金額は高くもないが、こういう措置は理解できない」と述べた。
また別の公務員は「メッセージを受信し、最初は食費を支給してくれるということだと思った。もう一度読んでみると動員されて苦労した職員に『代金を払え』ということなので呆れた」と述べた。
一部の公務員は、インターネットコミュニティに関連する内容を掲載した。
ネットユーザーたちも「ボランティアや動員された職員に『代金を払え』だなんて、何と言ったらいいのか」、「本当に常識外で信じられない」、「コンビニの4000ウォン(約438円)の弁当より不十分なのに1万2000ウォンは誰が策定した金額なのか?」と批判した。
全羅北道関係者は聯合ニュースに「あまりにも多くの職員が動員されたのに、食費を一部の部処ですべて負担することはできなかった。暑い天気の中、職員たちが苦労しているのは分かっているので最大限サポートしようとしたが、出張費を支給すること以外に別途支援できる法的根拠がなかった」と述べた。
さらに「職員たちには『私費で弁当代を払え』と言ったのではなく『出張費に含まれた食費をもう一度返してほしい』と言った。職員たちが送ってくれた食費は弁当業者への精算費用だけに使う予定だ」と付け加えた。
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